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- 2025年6月 4日
- プレスリリース
キルギス共和国でろう者リーダー育成のための技術協力 筑波技術大学とJICA筑波がプロジェクト始動
【概要】
キルギス共和国では、ろう者の社会参加が遅れており、教育の不備や手話言語の認知不足が問題となっています。ろう者が政府機関と対話する場が少なく、人権擁護や社会啓発の取り組みも十分に効果を上げていません。このプロジェクトは、ろう者が自らの力で活躍できるエンパワメントを促進するための技術協力を行い、彼らが得た知識とコミュニケーション技術に自信を持ち、次世代リーダーとして政策提言と社会参加を促進することを目的としています。これにより、生活の向上と情報保障を人権の観点から実現することを目指します。?
【プロジェクトマネージャー】
国立大学法人筑波技術大学 障害者高等教育研究支援センター教授 大杉豊
【実施期間】
2025年(令和7年)4月21日 から 2027年(令和9年)4月20日まで
【大杉教授(プロジェクトマネージャー)のコメント】
本プロジェクトは、私、大杉と、本学の大学院生であったキルギス共和国出身のボロトベック?クズ?サイカルさんが、JICA筑波に伺ったことに端を発します。JICA筑波との相談?調整を積み重ね、3年半をかけて、本日のキックオフに至り、万感の思いです。私自身、きこえない当事者としてプロジェクトマネージャーを仰せつかりました。キルギス共和国において、知識とコミュニケーション技術を獲得したろう者が、自信に満ちた次世代のリーダーとして、様々な場での政策提言や社会参画に取り組み、よりよい共生社会を構築していくことに、本学が少しでも貢献できればと考えています。
【キックオフミーティングの様子】
【プレスリリース本文】
【筑波技術大学】キルギス共和国でろう者リーダー育成のための技術協力 筑波技術大学とJICA筑波がプロジェクト始動.pdf
【筑波技術大学:参考資料】案件概要表.pdf
(広報室/2025年6月4日)